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社長室より 日々の言葉

立場が違えば

立場が違うと世界が違って見えるということを確認したいと思います。

経営者は人を雇う側、労働者は人に雇われる側、立場が違うものですから、世界が違って見えるのです。経営者は「十分働いてもらいたいな」「こっちの要求を飲んでもらいたいな」「なるべく従順ならいいな」。しかし働く側は「精一杯働きたいけれど、そういう要求は飲めないな」「なるべく楽な仕事がいい」「尊敬できる上司ならいい」と思うのです。自分の側に相手に対する要求があって、相手の立場に立つことが、なかなか難しい。相手が要求することは分からなくもないが、自分の立場上、聞きづらい。自分を手放して相手に乗り換えることが本当に難しい。つまり自分の考えを手放す、自分の利益を手放し、相手の利益だけを考えるということが、難しいのです。

社会人として良い仕事をする、また良い人間関係を作るということは、信仰生活と相通じると私は思います。ヴィタポートも決して理想的ではありません。お互い信者同士、兄弟姉妹なのですが、経営する立場の人と、働く立場の人と、立場を分けてやっていますから、世界が違って見えるのです。でもヴィタポートの場合、非常に平和なのです。あまりに要求が過度であるとき、働き人が忠実のあまりついに黙って潰れてしまう、ということになります。やはり、その前に経営者が気が付かなければいけない。それは経営者の責任です。ストライキ、ボイコットを知らない従業員なのですから。それだけに経営者の責任が重たい。その経営者とは、私のことですけどね。経営者が「共感性」を失ったら、経営者としてやっていけません。経営者は鋭敏な感受性で相手の要求を察知し、積極的自発的に提案していくことで、経営者として尊敬されるということです。そういう意味でヴィタポートは変わった会社です。

今、お互いの立場に立つために、小さなグループで生活場面のリーダーを務めてもらうことをしていますが、これも経営者の立場を理解するのに大変良いことです。是非、小さなリーダーを体験してもらいたいと思います。そうすると、「ああ、リーダーはこういう気持ちになるのか」と、いつも指示されて使われている人が、リーダーに立って指示してみるとその気持ちが分かります。どういう風に働けばリーダーに喜んでもらえるのか、ということも分かります。命令する立場に立って初めて分かることがあるのですね。

是非これから、小さなリーダーになる皆さん、効率良く仕事をすることも大事でしょうが、この仲間たちとどう付き合って今日の仕事をまとめ上げるか、ということも大変大事なテーマですから、そのことを忘れないでやってみてください。

2013年5月8日

代表取締役 水谷幹夫

1948年、大阪府に生まれる。北海道大学文学部国文科卒業後、22年間、高等学校で国語科の教諭として勤務し、角川書店の教科書作りに参加する。その間、少年院での作文教育や、老人ホームでのボランティア活動で札幌市の表彰を受ける。小樽市塩谷にある社会福祉法人「塩谷福祉会」(精神障害者社会復帰施設)の理事を務める。

1981年、結婚して間もなくキリスト教の家庭集会を始める(現在の札幌キリスト召団)。

1996年、高校を退職し、余市の農園の入植して人生に行き詰った人達のための再生の港「惠泉塾」を開き、卒塾生の職業訓練の為に株式会社ヴィタポートを設立し、現在に至る。