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社長室より 日々の言葉

食客三千、多様な人材を活かす

 中国の戦国時代、斉(せい)の王族の「孟嘗君(もうしょうくん)」が、秦(しん)の「昭王(しょうおう)」に捕えられた時の話です。孟嘗君は、「食客三千」といって、とにかくたくさんの仲間に飯を食わせていた。うちにおいでと言って招いて食客三千人を養っていたんです。その中にいろんな者がいるんですけど、狗(いぬ)の真似をして盗むのが得意な男を呼んで、秦の王様の倉から「琥珀球」という非常に上等な狐の脇の毛で作った白い服を盗ませて、これを秦王の第二婦人にこっそりあげた。するとこの妾が秦王に「あなた、孟嘗君は悪くないわよ」と言って釈放させた。で、みんな逃げて、函谷関(かんこくかん)という関所まできたが、一番鶏が鳴かないと門が開かないことになっている。そこで今度は鶏の鳴き声が上手な者を呼んできて「こけこっこー」と鳴きまねをさせたところ、門番が間違って門を開けたという話があるんです。高校の教科書に載っている有名な話です。

日経新聞の「春秋」にこういう記事がありました。「今、就活をする学生たちは本当に気の毒と神戸女子学院大学名誉教授の内田さんがブログで書いている。映画「七人の侍」を論じた中での発言だ。野武士に狙われた農民に請われて、「村を守る」と約束した侍は腹心、参謀、剣の達人を集めたが、残り三人が変わっている。腕はもう一つだが、場を和ませ、苦しいときには重宝な浪人、元は農民という型破りな男、そして頼りない若者。出身や経歴に拘らず敢えて多様な人材を抱えた、今でいう「ダイバーシティ経営」だ。均質な集団は想定外の事態に対応できない。弱肉強食だけでは、内部でつぶし合いを招く。多様な資質が強さを生む。見落されがちなのが、若者の役回りだと内田さんは言う。集団が力を発揮するのは、最も非力な仲間を皆で育て、共同体を未来に繋ごうとする時だからだ。現実はどうか。リーダーはイエスマンや、達人ばかり集め、若者は即戦力であれと言われたり、安く使い捨てられたり。内田さんの目に「気の毒」と映る所以だ。経済学者・今野孝一郎氏の近著に「制約社員」という言葉が登場する。育児の制約、介護の制約、病気の制約、障害の制約、年齢の制約などの、制約を抱えつつ働く人を指す。「増える制約社員を活かす多元的な人事制度を作れれば、日本企業の新たな強みとなる」と今野氏は言う。若者の志、シニアの知恵、子育て社員の視野の広さ、人事部は貴重な社内資源を活かせるかどうか。」  どうでしょうか。うちはダイバーシティです。そう思いました。

2013年3月13日

代表取締役 水谷幹夫

1948年、大阪府に生まれる。北海道大学文学部国文科卒業後、22年間、高等学校で国語科の教諭として勤務し、角川書店の教科書作りに参加する。その間、少年院での作文教育や、老人ホームでのボランティア活動で札幌市の表彰を受ける。小樽市塩谷にある社会福祉法人「塩谷福祉会」(精神障害者社会復帰施設)の理事を務める。

1981年、結婚して間もなくキリスト教の家庭集会を始める(現在の札幌キリスト召団)。

1996年、高校を退職し、余市の農園の入植して人生に行き詰った人達のための再生の港「惠泉塾」を開き、卒塾生の職業訓練の為に株式会社ヴィタポートを設立し、現在に至る。