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お知らせ

文泉
雪景色に心をのせて 3

私共、ヴィタポートの本社は北海道の余市にございます。惠泉意匠室で雪景色の美しさをなんとかお伝えしたくて作りました一筆箋、今回ご紹介するのは、春がくると、雪の下から顔をのぞかせる「ふきのとう」の写真です。長い北海道の冬が終わりを告げる頃、雪が解けて、道路はちょろちょろと雪解け水が流れ、それは川に近づくにつれて、ごうごうという勢い盛んな音になります。野鳥のさえずりもはじまり、山菜が芽吹き、大地が命づくのが感じられて、わくわくします。世間一般には、枯れていくことは悲しく、長い冬は厳しくさびしいものだと思われ、もちろんそのとおりなのですが、日光に透けるやわらかなふきのとうの葉を見るとき、雪の下では盛んな命が時を待っていたことに改めて気づかされるのです。私たちはこのふきのとうを摘んで、「ふきみそ」をつくったり、天ぷらにしていただきます。本当によい香りがします。他の山菜でもそうですが、新芽を摘むときは、これから大きくなっていく可能性を思うと、やはり胸が痛みます。だから来年のことを考えて度を過ぎるような摘み方は慎みます。命は死んで、また新たな命に芽吹きます。枯れていく冬の時期を過ごす事と春の喜びがひとつであることを、北国の暮らしは肌身によく教えてくれます。

2013年2月27日